SPEAK UP

英語会議で意見を述べる

意見を求められてから、頭の中で日本語の完成稿を作ってはいないでしょうか。その間にも会話は進みます。英語会議の発言は、結論を一文で置き、理由か次の行動を一つ足すだけで成立します。長く話そうとしないほうが、内容はかえって伝わります。

基本形は「結論+理由+次の行動」です。すべてを言う必要はありません。賛成なら理由、反対なら懸念、提案なら次に誰が何をするかを一つ添えます。

JOIN

発言に入る一言

Can I add something here?

ここで一つ付け加えてもいいですか。

I have a slightly different view.

少し違う見方をしています。

発言できない原因が、意見そのものではなく「どこで会話に入ればいいか分からない」ことなら、入口の一文を固定します。相手が息をついたところで、上のどちらかを言えば発言権を取れます。

Can I add something? は、賛成でも反対でも使えます。I have a slightly different view. は、反対意見をいきなりぶつけず、自分の見方が異なると先に知らせる言い方です。slightly が断定を少し弱めますが、その後の意見まで曖昧にする必要はありません。

AGREE

賛成に理由を一つ足す

I agree with that approach because it keeps the launch date unchanged.

その進め方に賛成です。発売日を変えずに済むからです。

That makes sense. It also gives us time to test the new flow.

その案でよいと思います。新しい流れを試す時間も取れます。

I agree. だけでも賛成は伝わります。ただ、会議を前へ進めるには「何に賛成しているか」と「なぜか」のどちらかを足したいところです。上の例では、発売日を守れることを理由にしています。議論の条件が一つはっきりするため、次の判断につなげやすくなります。

That makes sense. は、相手の説明に筋が通っていると伝える言い方です。人ではなく提案や説明を評価するので、立場が異なる相手にも使いやすい表現です。

DISAGREE

反対は懸念を具体的にする

I see your point, but I'm concerned about the support workload.

お考えは分かります。ただ、サポート業務の負担が気になります。

My concern is that we don't have enough data to make that decision yet.

まだ判断に足るデータがない点を懸念しています。

反対するときに I don't agree. から始めると、議論の焦点が人の立場に寄りやすくなります。I'm concerned about ...My concern is that ... を使うと、何が問題なのかを先に示せます。

I see your point. は「賛成します」という意味ではありません。相手の主張を理解したと伝えてから、自分の懸念へ移る表現です。形だけの前置きにせず、相手が挙げた条件を一度受け止めてから使うと、会話が不自然に切れません。

A: We could release the feature next Friday.

B: I see your point, but I'm concerned about the support workload. Could we run a smaller release first?

訳: A「来週金曜に機能を公開できます」 B「お考えは分かりますが、サポート業務の負担が気になります。まず対象を絞って公開しませんか」

PROPOSE

提案で次の行動を決める

I suggest we test it with one team first.

まず一つのチームで試すことを提案します。

What if we move the review to Thursday?

レビューを木曜に移すのはどうでしょうか。

I suggest we ... の後ろには、主語と動詞をそのまま置けます。I suggest to test ... とはしません。誰が動くかまで伝えるなら、I suggest the product team test it first. のように担当を入れます。

What if ...? は、案をたたき台として出すときに便利です。まだ条件を詰めたい段階ならこちら、推したい案が決まっているなら I suggest ... と使い分けます。

PREPARE

会議前の20秒メモ

会議前に用意するのは長い台本ではありません。議題ごとに、結論を一行、理由を一行、次の行動を一行だけ書きます。たとえば「対象を絞って公開したい」「問い合わせが一度に増えるのを避けたい」「まず営業チームで試したい」の3行です。

英語にすると、I suggest we start with a smaller release because it will reduce the support workload. We could test it with the sales team first. となります。途中で質問されたら、三文すべてを言い切らなくて構いません。最初の一文だけでも、意見はすでに伝わっています。

練習では、自分が実際に出る会議の議題を使ってください。既成の例文を覚えたあと、主語、数字、担当、期限を自分の仕事に置き換えます。入口の一言も含めて声に出すと、発言の始め方まで一続きで準備できます。

会議で使う別の表現は、英語会議のフレーズ集に場面別でまとめています。意見はあるのに文を組み立てられない場合は、ビジネス英語の瞬間英作文も合わせて使えます。

関連リンク

公開日: 2026年9月4日

PRACTICE

自分の議題で一文を作る

次の会議で言いたい結論を一文にしてください。理由と次の行動を一つずつ足せば、練習する内容が決まります。